H30ブリード途中経過
H30ブリード途中経過です。
まずはこれまでの温度変移から。
7/4に割り出して、8月末までずっと室内常温管理です。
25℃前後から徐々に気温が上がっていきまして最高は29℃。
これはオオクワはアンテと違ってある程度温度があった方がいいと思っての常温(27~28℃狙い)です。菌糸も高温に強いものを使っています。
しかし、今年は猛暑。さすがに29℃超えは高すぎたのか、想定より早く菌糸が劣化(ダメな菌糸ビンを使ったということもあるけどね)してきたので、ビン交換を機に軒下へ移動。
それが8月26日頃の話で軒下温度は25℃代。
ビン交換時の幼虫体重は、割り出しから2ヶ月弱なのであまり参考になりませんが、最大値で♂18g、♀13gです。
♀は既に昨年の最大値に達する勢いですが、♂はダメ菌糸のせいかイマイチです。
あと1ヶ月で最低でも10g以上育たないと昨年のペースを大きく下回ってしまう。
最終目標は少なくとも今の体重の倍です。
それからひと雨ごとにだんだんと気温が下がり、9月10日には軒下温度が23℃代に。
それを合図に幼虫たちは発泡スチロール生活に突入です。上蓋をしめると27℃くらいまで上昇してしまう(菌糸がオガの分解と共に発熱してる?)ので、蓋は開けています。すると25℃前後で安定してくれます。
昨年H29ブリードの良かったところは、冬場の温度の安定だと感じています。
オオクワブリードは空気の循環が重要と言われておりますが、意外とそこまで気にしなくてもよいのかな、という印象です。(加齢や蛹化などの節目では酸素量は重要ですがね。)
今年の冬も、この発泡スチロールでどこまでいけるかやってみます。